最近色々な方々からメールを頂く、それは受験を控えた看護学生や現役の看護婦さんからだったり、親の介護で疲れた人からだったりと様々である。くろじいはまったくの素人だ、彼、彼女らの悩み事には何の答えも導き出せやしない・・・・・・
でも悩める人達にほんの少しでも力を与えられたらな〜と思う。偉そうだなぁ・・・・
イタリアの農機具メーカーの社長はスポーツカーに乗るのが趣味だった。
彼の愛車はフェラーリ、彼は熱心なフェラーリマニアだった。
ある日の事、愛車フェラーリの欠点をみつけた彼は、どうしてもそこを改良した車を作って欲しいとフェラーリ社を訪れ直接かけあった。
門前払い・・・・・
「クソー、俺の言う事が受け入れられないならフェラーリを超える車を俺が作ってやる!」
そう決断した彼は、黒字の農機具製造の会社も自宅も全て売り払い、全財産をつぎ込んで自動車製造に着手する。
彼の名は「フェルッチオ・ランボルギーニ」
フェラーリの「跳ね馬」のエンブレムに対抗して、ランボルギーニのエンブレムは「猛牛」
彼は元フェラーリのエンジニアを技師に招き入れ、フェラーリを超える世界最速の車を誕生させる事に成功する、それが「ランボルギーニ・ミウラ」である。
突然の刺客に対抗し、世界最速の座を奪い返すべくフェラーリが放ったのが「フェラーリ512BB」512とは5000cc12気筒の意味、BBとはベルリネッタボクサーの略。
ベルリネッタはクーペ、ボクサーはそのままボクシングのボクサーを意味する。
それはエンジンの水平対抗という形式が、まるでボクサーがパンチを繰り出す姿にうりふたつだったからだ。
そしてこの子供のケンカ?じみた、夢の様な話は更に続く。
世界最速のBBに対抗しフェルッチオが誕生させたのはスーパーカーの覇者「ランボルギーニ・カウンタック」その宇宙から来たような、ど肝を抜くデザインは当時の子供達をスーパーカーブームに引き入れるのには十分だった。
「カウンタック」とはBBのボクサーに「カウンターパンチを喰らわせる!」と言う意味が込められる。くだらないと笑うなかれ、大の大人の夢?意地の物語である。
結局財政難に喘いだランボルギーニは他国に買収されてしまったけれど、そのチャレンジ精神は忘れられない。フェラーリもこのようなライバルがあったからこそ今でも輝いていられるのである。
たかが夢、されど夢である。
夢には人の心を惹き付け、奮い立たせるとんでもないエネルギーがあるんだよ。
そして夢は叶うものなんだよ。
夢は逃げ無いんだよ、逃げてるのはいつも逃げ出す理由をつけている自分の方だからね。
さ〜みんな頑張ろう!
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