前半を書き終えて、「ああ色々あったなぁ」と当時の事を思い出し後半を書く気力が湧いて来なかった。ところが色々と反響があってビックリ。
看護学生や知らない方からメールを頂いたりと、ガンに対してみなさんの敏感さを肌で感じパワーをもらった。
ガンなんてそうそう軽い気持ちで取り上げる事では無いけれど、気を取り直して後半を書く前に、くろじいなりの浅知恵でガンについて書いてみた。
2001年度ガン死亡者数推移比率データー
年 度 死亡総数 ガン死亡者数 ガン死亡比率
1950年 904.876人 64.428人 7.1%
1960年 706.599人 93.773人 13.2%
1970年 712.962人 119.977人 16.8%
1980年 722.801人 161.764人 22.3%
1990年 820.305人 217.413人 26.5%
2000年 961.637人 295.399人 30.7%
厚生労働省大臣官房情報部統計データー
この数字をみても異常な程ガン死の数が増えているのがおわかりだろう。
交通事故死者がここ数年、何とか一万人の大台を割ったと言っているが(交通事故での死亡者は事故後24時間での統計だが)ガン死者数の30分の1という事である。
言い方は悪いが交通事故で死ぬのはガンで死ぬより遙かに難しいのだ。
更に国立がんセンターの発表によると、1997年に47万9千人だった新規ガン患者の数は2015年には89万人になると予想されている。驚くことに20年で約2倍である。
それも近年消化器系のガンが急速に増える傾向にあるのが特徴だ。
元々穀物主体の食文化を続けていた日本人が、急速な食生活の変化に対応できないでいるのでは無いかと思う。
以前のコラムでも書いたが、M病院でも大腸がんなどの消化器系のガンの患者が多かった。最近の医療ショーでは人工肛門も電気センサー付きで、人工筋肉を電動で動かし勝手に開け閉めをして排泄させる物まで開発されたらしい・・・・・こういう分野だけは異常に?進歩してるんだよね〜まぁ良いビジネスになるんだろうなぁ
人間の身体は60兆個の細胞の集まりで構成されてる、その細胞一個一個が日々再生され新しく生まれ変わってる。こう考えると人間の身体は壮大な宇宙だね。
細胞は自ら死滅し新しい細胞が生まれる。
自ら細胞が死滅する事ををアポトーシスっていうそうだ。
例えばオタマジャクシがカエルになる時に、尻尾が自然と消えるのもアポトーシスの一種なんだ。ところが細胞の生まれ変わりに必要なDNA情報が、発ガン物質・紫外線・活性酸素・放射線などで傷を負いDNAのコピーミスがおこる。そのために細胞がアポトーシスしなくなり無秩序に増殖し続ける状態。これがガン細胞なんだね。
60兆個の細胞一つ一つには細胞膜があり、その細胞膜が必要な物だけを細胞内に取り入れ、不必要な物を排出するかを選別する門番みたいな役割をしてる。この細胞膜の主成分がレシチンなんだって。
やっぱり食べ物に関係あると思うんだよね〜
そこまでわかっていても治療の決定打はまだみつからない。
結局「早期発見・早期治療」・・・・・数十年前から変わって無いもんね〜
「品」という漢字は食べ物が皿の上に盛ってある様からきている。
「癌」という漢字は「食べ物を山のように食べると病になるぞ!」
そういう先人からの教えに違いないとくろじいは思う。
そのひと口がブタになる・・・・・・だけなら良いんだけどねぇ
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